DRONE
BUDDHA
DRONE BUDDHA
受け継がれてきた想いを、
新しいかたちで伝えます。
仏像は仏教の教えを可視化するため紀元1世紀頃インドで誕生しました。
土御門仏所では1500年前に仏教とともに伝わった日本の仏像の信仰と表現の歴史を踏まえなから、来迎の世界を現代の技術と発想を用いて「ドローン仏」という新しい表現でかたちにしました。
見せ方は時代と共に進化しても、仏さまの考え方や願いは変わりません。
若い世代や仏教に初めて触れる人にも興味を持ち、心が動くきっかけになるように。
そんな想いでドローン仏を飛ばしています。
DRONE BUDDHA BACKGROUND
「来迎」とは、阿弥陀如来が菩薩たちを伴い、
西方極楽浄土から臨終の人を雲に乗ってお迎えに来るという浄土教の教えです。
平安時代以降、来迎図をはじめとする多くの絵画や彫刻で表現されてきました。
昔の仏師たちも仏が宙に舞う様を表現するため工夫を凝らしてきましたが、
土御門仏所ではその想いを現代技術で実現しました。
制作にあたってはまず手彫りした仏像を3Dスキャンします。
その3Dデータを軽量化のため空洞化して3Dプリンタで複製します。
その仏像に漆箔仕上げを施しドローンに搭載することで本当に空を飛ぶ仏像が誕生しました。
仏の姿を時代に合った形で伝える。
仏師の想いがこの挑戦を支えています。
FLY AT A TEMPLE
本堂を舞台に、
ドローン仏が極楽浄土から舞い降りる
どんなに想いが強くても、ただドローンに仏像を乗せて飛ばすだけでは文化として残ることはないでしょう。
三浦耀山は初めからドローン仏はお寺で飛ばしてこそ意味があると思っていました。
2018年にドローン仏を考案したとき、最初に相談したのが浄土宗龍岸寺池口龍法住職でした。
そして現在に至るまで二人三脚でドローン仏を進化させてきました。
最初は小さな仏像を3体トイドローンに乗せ、コントローラで操縦するだけでした。
それが今では、ドローン会社の協力も得て12体のプログラミング編隊飛行まで可能となっています。
寺の本堂は内陣が浄土、外陣が衆生の世界を表していると言われています。
内陣から外陣へドローン仏が宙を移動する。
それこそが私が表現する来迎です。
ドローン仏が生きる
場面演出の可能性
法要での「来迎」演出
(住職の読経の中、仏が宙を舞う)
お寺の創建記念や
記念行事の特別公開に
若年層・教育向けの
仏教体験に
地域活性のシーンや
地域文化イベントとの連携に
SNSやメディア向けの
企画として
海外からの参拝客への
おもてなしに
REASON
見せ方を変える、
想いは変えない。
ドローン仏が届ける
新しい信仰体験。
目の前で浮かび上がる仏さま。
その瞬間、誰の心にも安らぎが宿る。
ドローン仏の最大の魅力は、普段動くことのない仏像が実際に目の前に舞い降りてくるという体験です。
読経が響く中、仏像が金色の光をまとって宙を舞う。
それは本当に極楽浄土から仏さまが迎えにきてくれたかのようです。
視覚・聴覚・感情が一体となり、思わず手を合わせたくなるような厳かな空気が生まれます。
そんな新たな祈りのかたちを、ドローン仏は生み出しています。
仏教に馴染みのない人の心にも
響く浮かぶ仏。
ドローン仏は、仏教や仏像に関心のなかった人たちにも、自然なかたちで入口を開くことを、目的としています。
特に若年層や海外からの観光客にとって、伝統宗教は難しく思われがちです。
しかし、空中を舞う仏像の姿に驚き、感動し、心を打たれる、そんな一瞬の体験が、仏教文化への関心につながっていきます。
仏教の教えはそのままに、
見せ方だけを時代に合わせて。
仏教の教えは、二千年以上の時を経ても変わることはありません。
しかし、それを「どう伝えるか」は時代とともに変化してきました。
来迎図や雲座に載せた仏像、お堂の欄間彫刻など先人たちも常に工夫を凝らし、来迎を伝える方法を模索してきたのです。
ドローン仏はまさにその延長線上にある表現です。
仏像作りは今伝統工芸の一つとなっています。
伝統は守るだけではいずれ廃れていきます。
次世代に残すために変えていく。
その想いが、ドローン仏という新しい形に込められています。
教育やメディアも注目。
新たな文化として認知が広がる。
ドローン仏は、その革新的な演出と精神性の融合が評価され、伝統文化とテクノロジーを結びつける新しい表現として注目を集めています。
中学校の公民の教科書に取り上げられたほか、テレビ・新聞・WEBメディアなどでも紹介される機会が増えてきました。
従来の印象を変え、現代に通じる文化としての理解が広がっています。
芸術面や地域活性化の場面でも活用が進み、これからの時代に向けた新たな挑戦として期待されています。
FUTURE OUTLOOK
空を舞う来迎図。
土御門仏所が見据える未来、それは平安期以来受け継がれてきた「阿弥陀二十五菩薩来迎図」を、ドローンによる空中演出として現代に蘇らせることです。
阿弥陀如来を中心に、合計26体の軽量仏像が軽やかに楽しげに舞い降りる、それはまさに極楽来迎の体感といえるでしょう。
各仏像には、実際の来迎図に基づいた楽器や意味を持たせています。
またドローンはプログラミングによって安全で精緻な編隊飛行が可能になりました。
さらに、照明や音響、映像といった現代的な演出と組み合わせることで、五感に響く空間を紡ぎだします。
この試みは、仏教の本質を歪めることなく、その伝え方を現代にアップデートするものです。
私たちはドローン仏を通じて新たな仏像体験を多くの人に届けるため、これからも進化し続けていきます。
法要やイベントのドローン仏演出を承ります。
屋内空間での安全な飛行・演出設計が可能です。
100g未満の小型軽量ドローンを使用します。
GPSに頼らず、屋内での繊細な操縦が可能です。
三浦耀山が彫刻した仏像を一つ一つ高精度スキャンし制作した仏像を搭載し、漆箔仕上げをした本格的な仏像です。
屋内(本堂・講堂・ホール等)での演出に限ります。
空間に応じて最適な飛行ルートと演出をご提案します。
現在、最大12台までの同時飛行実績があります。
読経に合わせた入場・退出や並列飛行などがあります。
現地下見とリハーサル、火気・煙不使用の安全設計、仏像や建物への配慮、飛行の監視と緊急対応を実施します。
仏像の種類・動き・タイミング・演出等、希望に応じ調整可能で、法要・文化事業や地域行事にも対応します。
ご依頼はこちら
まずはお気軽に、お問い合わせフォームよりご相談ください。
ご希望の内容や会場に応じて、演出の可否や最適なプランをご提案いたしますので、ご不明点やご要望も遠慮なくお知らせください。